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肩外科医が肩疾患を患った時に思ったこと
山本 宣幸
1
Nobuyuki YAMAMOTO
1
1東北大学大学院医学系研究科,スポーツ医学・運動機能再建学寄附講座
pp.195-195
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003712
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1年ほど前にスポーツジムで筋トレをしていて,右肩に軽い痛みが走った。あまり強い痛みではなかったのでそのままにしていた。日常生活動作でも支障はなく,「ちょっと痛くなっただけ」という感じであった。その後,数カ月して痛みが頻回に出るようになった。外転動作や伸展動作でズキンと痛くなることもあった。特に外転位で内外旋動作をする時や駐車場で駐車券を取ろうとする動作で痛くなった。そして,夜間,下にして寝ると痛みが増強し,着替えの動作で袖に腕を通すのが痛かった。いずれも瞬間的に痛みが出て数分痛みが残存した。その時,嫌な予感がした。外来で腱板断裂の患者さんを診察している時によく耳にする痛みの出方だ,と思った。「もしかして」と思い,一緒に働いている若い先生にエコー検査をしてもらった。すると案の定,棘上筋に小さな関節面断裂があった。MRI検査でもはっきり断裂が見えた。
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