Japanese
English
特集 スポーツ障害のリハビリテーション
肩
Shoulder
村木 孝行
1
Takayuki Muraki
1
1東北大学病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation, Tohoku University Hospital
キーワード:
オーバーヘッドスポーツ
,
肩関節機能
,
競技復帰
Keyword:
オーバーヘッドスポーツ
,
肩関節機能
,
競技復帰
pp.567-573
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200644
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はじめに
肩関節のスポーツ障害はオーバーヘッドスポーツと呼ばれるような手を頭上で用いる動作が主体の動作を行うスポーツで生じる.特に野球投手などのように動作の反復が多い場合や,局所的に大きな負荷がかかる不適切な動作をしている場合に障害が起きやすい.動作の反復は競技の特性上避けられないことが多い.したがって,関節の局所にかかる負荷を軽減するための関節機能や動作を獲得し,競技上の動作反復に耐えうる状態を作り上げることが肩関節スポーツ障害におけるリハビリテーションの最終目標となる.そのために障害が発生する要因を特定し,不足している関節機能や動作能力を評価することが第一歩であり,それを基に最終目標に沿った適切な治療プログラムを提供することが競技復帰への近道となる.
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