Japanese
English
新しい医療技術
転移性骨腫瘍の局所治療におけるアブスコパル効果
Abscopal effect in the local treatment of metastatic bone tumors
加藤 仁志
1
,
村上 英樹
2
,
米澤 則隆
1
,
安念 遼平
1
,
河合 雅文
1
,
出村 諭
1
Satoshi KATO
1
,
Hideki MURAKAMI
2
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科,整形外科学
2名古屋市立大学大学院医学研究科,整形外科学
キーワード:
Metastatic bone tumor
,
Abscopal effect
,
Cryotherapy
Keyword:
Metastatic bone tumor
,
Abscopal effect
,
Cryotherapy
pp.1565-1568
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003225
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:がんの局所治療後に未治療である他の転移巣まで退縮する現象は,局所治療に伴う全身的な抗腫瘍免疫の活性化としてアブスコパル効果と呼ばれている。当科でも骨転移の凍結治療と血管塞栓術により抗腫瘍免疫が増強してアブスコパル効果が出現したことを組織学的に証明した症例が存在し,骨転移モデルを用いた基礎研究でも局所凍結治療のアブスコパル効果を認め,抗PD-1抗体併用による抗腫瘍効果の増強が得られている。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.