整形外科手術 名人のknow-how
関節窩後方骨欠損に対する段階的関節窩形成方法
-―a-BIO法と多重生体吸収性ピンニング(MBP)法の比較―
今井 晋二
1
Shinji IMAI
1
1滋賀医科大学,整形外科
pp.1516-1525
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002793
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リバース型肩関節置換術(reverse shoulder arthroplasty;RSA)は,関節窩の骨損失を伴う変形性肩関節症の治療に有用である1)~3)。これまで巨大な関節窩後方骨欠損は,解剖型人工肩関節置換術の予後不良因子として指摘されてきた4)5)。特に巨大関節窩骨欠損には,関節窩コンポーネントを設置することさえ禁忌とされた4)。RSAはその高い求心性から関節窩骨欠損にも応用され,その対処法としてこれまでに3つの方法が知られている。非対称リーミング,金属オーグメント,そして骨移植である。
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