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特集 脊椎脊髄領域の画像診断―最新の知識と進歩
Ⅲ.小児脊椎脊髄疾患の画像診断:基礎編
小児脊椎画像所見のnormal variants
Anomalies and normal variations in pediatric spinal imaging
鈴木 智大
1
,
江原 茂
2
Tomohiro SUZUKI
1
,
Shigeru EHARA
2
1岩手医科大学,放射線診断科
2JCHO仙台病院,放射線科
キーワード:
Normal variants
,
Spine
,
Child
Keyword:
Normal variants
,
Spine
,
Child
pp.599-605
発行日 2023年4月30日
Published Date 2023/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002552
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要旨:脊椎には様々な正常変異が存在する。これらに関する基本的知識は,成人と同様に小児においても病的所見との誤認を避けるため,あるいは不要な追加検査を避けるために必要である。移行椎は主に胸腰椎移行部や腰仙椎移行部において上下脊椎の特徴を併せもった脊椎のことをいう。脊椎の画像診断において,移行椎や椎体レベルの判定の原則に関わる知識は治療標的高位を誤らないために重要である。脊椎奇形は正常変異としてだけでなく先天奇形症候群に伴って認められることもある。頭蓋底頚椎移行部は,破格・奇形が他の脊椎に比較して多い。
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