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特集 脊椎脊髄領域の画像診断―最新の知識と進歩
Ⅰ.脊椎脊髄の画像診断の進歩と最新の知識
エコーによる脊椎脊髄疾患の診断と治療
Diagnosis and treatment of spinal disorders using ultrasound
岩﨑 博
1
,
山田 宏
1
Hiroshi IWASAKI
1
1和歌山県立医科大学医学部,整形外科学講座
キーワード:
Ultrasound-guided
,
Intervention
,
Spine
Keyword:
Ultrasound-guided
,
Intervention
,
Spine
pp.505-512
発行日 2023年4月30日
Published Date 2023/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002540
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要旨:脊椎脊髄疾患治療において超音波画像装置(エコー)は不要と思われがちである。しかしながら実際には,脊椎脊髄外科手術における周術期評価として重要なツールである。術中評価として脊髄腫瘍の位置・周囲血管の存在や位置の確認ならびに除圧の程度の評価に使用している。術前・術後の使用においては,頚椎損傷における椎骨動脈の血流評価や頚椎前方手術後の気道狭窄あるいは脊椎後方除圧術後の血腫形成評価として用いており,有用な手法であると考えている。さらには,超音波ガイド下に薬液注入部位を意識して行う注射は,上下肢・頚肩部・腰殿部痛に対する診断的治療を可能とし,診療の強力な武器となっているといっても過言ではない。
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