Japanese
English
臨床
橈骨頭・頚部骨折に対するヘッドレススクリューを用いた骨接合術の治療成績
Open reduction and internal fixation of radial head and neck fracture with headless screw
片岡 利行
1
,
栗山 幸治
2
,
安井 行彦
1
,
蒲生 和重
3
,
上杉 彩子
4
,
難波 二郎
1
Toshiyuki KATAOKA
1
,
Kohji KURIYAMA
2
,
Kazushige GAMO
3
,
Ayako UESUGI
4
1JCHO星ヶ丘医療センター,整形外科
2市立豊中病院,整形外科
3ベルランド総合病院,整形外科
4うえすぎクリニック
キーワード:
Radial head and neck fracture
,
Headless screw
,
Open reduction and internal fixation
Keyword:
Radial head and neck fracture
,
Headless screw
,
Open reduction and internal fixation
pp.901-907
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001788
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要旨:橈骨頭・頚部骨折に対するヘッドレススクリューを用いた骨接合術の治療成績について報告した。今回術後3カ月以上経過した41例(男性19例,女性22例,平均年齢49歳)を後ろ向きに調査した。骨折分類はMason type Ⅱが15例,type Ⅲが26例で6例に脱臼を合併していた。ヘッドレススクリューは平均2.4本挿入し,28例で人工骨を使用した。肘関節の平均可動域は回内78°,回外85°,屈曲135°,伸展−2°,MEPSは平均96.4点で,excellentが28例,goodが12例,fairが1例であった。遷延治癒を3例,偽関節を1例に認め,これらはすべてMason type Ⅲで,うち3例は骨頭が多骨片化し,すべての骨片が頚部と連続していないものであった。本手術方法は,多骨片化した骨頭骨片すべてが頚部と連続していない症例を除けば良好な治療成績を得ることができた。
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