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特集 脊椎脊髄外科の最近の進歩
Ⅱ.各種疾患に対する治療法・モダリティ
成人脊柱変形に対する治療
LIFにおける解剖学的留意点
Anatomical considerations in the lateral interbody fusion
岩﨑 博
1
,
山田 宏
1
Hiroshi IWASAKI
1
1和歌山県立医科大学,整形外科学講座
キーワード:
Lateral interbody fusion
,
Complication
,
Retroperitoneum
Keyword:
Lateral interbody fusion
,
Complication
,
Retroperitoneum
pp.629-636
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000880
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要旨:側方進入椎体間固定術(LIF)は小皮切で短時間に椎間操作を完了できるため低侵襲であり,間接的な神経組織に対する除圧は後方の筋や硬膜の損傷を回避できる。また,母床との接触面積が広く椎体辺縁の骨皮質で支持することより,矯正損失の防止や骨癒合において優れている。これら多数の利点を最大限に発揮するためにも安全に手術を行うことが重要である。そのためには,腸管・腎臓・腎盂・尿管・大動静脈・分節動脈・神経・胸膜の解剖学的位置および手術における留意点を熟知することが必須であり,これらの組織損傷を未然に防ぐことでLIF手術は完成する。
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