Japanese
English
臨床
化膿性脊椎炎に対する経皮的生検および血液培養の同定率の検討
Identification of pathogenic bacteria by percutaneous biopsy and blood culture in pyogenic spondylitis
若杉 正嗣
1
,
和泉 智博
1
,
澁谷 洋平
1
,
金城 純人
1
,
山崎 昭義
1
Masashi WAKASUGI
1
1新潟中央病院,整形外科 脊椎・脊髄外科センター
キーワード:
Pyogenic spondylitis
,
Biopsy
,
Pathogenic bacteria
Keyword:
Pyogenic spondylitis
,
Biopsy
,
Pathogenic bacteria
pp.975-978
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000549
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要旨:化膿性脊椎炎に対して経皮的椎間板生検を施行した症例と血液培養施行例の菌同定率を検討した。生検での菌同定率は43%であり,血液培養の同定率は42%であった。生検前に抗菌薬が投与された群で菌は同定されず,未投与群の47%で菌が同定された。生検時の体温が38°C以上の症例では,生検および血液培養とも同定率が80%であったのに対して,38°C未満の症例では生検あるいは血液培養のいずれかで同定可能であった割合は40%であった。菌を同定するためには経皮的生検を施行し,加えて発熱がなくとも菌同定の可能性があることを念頭におき血液培養も積極的に行うべきと考える。
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