連載
今月の症例
金井 貴宏
1
,
内田 大輔
1
,
扇谷 芳光
1
1昭和大学医学部放射線医学講座放射線科学部門
キーワード:
卵巣カルチノイド腫瘍
,
成熟嚢胞性奇形腫
,
粘液性腫瘍
Keyword:
卵巣カルチノイド腫瘍
,
成熟嚢胞性奇形腫
,
粘液性腫瘍
pp.1057-1060
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001364
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画像所見 CTで右卵巣に42×40×41mm大の内部に均一な造影効果を伴う充実性腫瘤を認めた(図1)。MRIでT1強調像低信号,T2強調像で中間信号を呈し,一部低信号であった。拡散強調像では高信号で,ADC値は0.71×10−3mm2/sと低値を示した(図2)。充実成分はdynamic MRI早期相で内部に比較的均一な造影効果を認め,平衡相で遷延性の造影効果を認めた(図3)。腹水やリンパ節腫大は認めなかった。
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