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肺内に腫瘤影・結節影をみたときには良性・悪性の腫瘍性病変をまず最初に思い浮かべることができる。しかし,consolidationやすりガラス影のような肺野濃度上昇や小葉間隔・気管支血管周囲間質のような広義間質の肥厚を主体とするびまん性肺病変を認めた場合には肺炎のような感染性炎症性病変や間質性肺炎のような非感染性炎症性病変,肺水腫のような肺循環病変,サルコイドーシスのような肉芽腫性病変など様々な疾患を考慮するが,腫瘍性病変を第一に考えることは少ない。びまん性陰影を呈する肺腫瘍性病変では非腫瘍性病変の画像所見とオーバーラップすることが多いので,画像のみで診断を行うことは難しく,腫瘍を疑うことすらできない症例もあるが,びまん性陰影を呈する肺腫瘍性病変にはそれぞれ生じやすい画像パターンをもっているものも存在しするので,その画像パターンを認識しておくことは重要である。
It is very difficult to make a correct diagnosis of tumor which shows the diffuse pulmonary opacity. The symptom, the time course of the disease on the images and the response to the treatment are essential for the correct diagnosis. To check the existence of the extrapulmonary abnormality(i. e. abdominal organs, bone, etc.)is also important. We, radiologists, should understand the patterns of the diffuse pulmonary opacity in each pulmonary tumor.
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