手術症例報告
両側血気胸をきたした特発性食道前壁破裂の1救命例
勝又 佳織
1
,
松井 一晃
1
,
平田 雄紀
1
,
川口 義樹
1
,
浦上 秀次郎
1
,
石 志紘
1
1国立病院機構 東京医療センター一般・消化器外科
キーワード:
食道穿孔
,
Boerhaave症候群
,
両側血気胸
Keyword:
食道穿孔
,
Boerhaave症候群
,
両側血気胸
pp.375-380
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004875
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特発性食道破裂は,急激な食道内圧の上昇により食道壁が全層性に破綻する疾患であり,非常に希少である。穿孔好発部位は胸部下部食道の左壁とされており,膿胸や血気胸を併発するとしても左側のみの発症であることが多い。また,膿胸合併症例においては致死率が高いことも知られており,的確な診断と迅速な対応が求められる疾患である。われわれは,両側血気胸をきたした突発性食道前壁破裂の1例に対し,合計3度の手術を施行し救命し得た1例を経験した。文献的考察を加えて報告する。

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