手術手技
腹腔鏡下肝切除におけるリカバリーショット
武田 裕
1
,
大村 仁昭
2
,
新毛 豪
1
,
木下 満
1
,
桂 宜輝
3
,
岩上 佳史
1
,
村田 幸平
1
1労働者健康安全機構 関西労災病院消化器外科
2りんくう総合医療センター消化器外科
3市立吹田市民病院消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
術中出血
,
術中胆汁漏
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
術中出血
,
術中胆汁漏
pp.221-231
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004273
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
わが国における低侵襲肝切除術は,2010年に先進医療から低難度術式である腹腔鏡下肝部分切除・肝外側区域切除が保険収載され,2016年に血行再建や胆道再建を伴わない場合に限り,亜区域切除,区域切除,2および3区域切除までの高難度術式である腹腔鏡下系統的肝切除が保険収載された。さらに2022年にはすべての腹腔鏡肝切除術に対して内視鏡手術用支援機器の使用(ロボット支援肝切除)が保険適用となった。海外ではロボット支援肝切除は急激に普及しており,わが国でも多くの施設で施行が始まっている1)。

Copyright © 2025, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.