臨床研究
結腸脾彎曲部癌手術におけるsplenic flexure vein(SFV)のバリエーション評価
鯉沼 広治
1
,
村橋 賢
1
,
直井 大志
1
,
森 和亮
1
,
堀江 久永
1
,
佐田 尚宏
1
1自治医科大学消化器一般移植外科
キーワード:
脾彎曲部静脈
,
splenic flexure vein
,
3D-CT
Keyword:
脾彎曲部静脈
,
splenic flexure vein
,
3D-CT
pp.1147-1152
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003949
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大腸癌に対する腹腔鏡手術は,解剖の理解,手技の工夫,器具の進歩により近年急速に進歩した。しかし結腸脾彎曲部においては,膵・脾臓が隣接し,手術視野が狭く,生理的癒着が多い部位であることから,いまだに難度の高い手術部位となっている。さらに支配動脈となる中結腸動脈(middle colic artery;MCA)と左結腸動脈(left colic artery;LCA)においては,走行位置や支配領域にバリエーションがあるため,郭清範囲や術式についてもいまだ議論の対象となっている1, 2)。
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