手術症例報告
センハンス・デジタル ラパロスコピー・システムを用いた拡大胆摘術の経験
高瀬 健一郎
1
,
合川 公康
1
,
渡邉 幸博
1
,
岡田 克也
1
,
岡本 光順
1
,
小山 勇
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器外科
キーワード:
胆囊癌
,
腹腔鏡下拡大胆摘術
,
センハンス・デジタルラパロスコピー・システム
Keyword:
胆囊癌
,
腹腔鏡下拡大胆摘術
,
センハンス・デジタルラパロスコピー・システム
pp.983-987
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003905
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センハンス・デジタル ラパロスコピー・システム(Senhance Digital Laparoscopy System;SDLS)は,米国トランスエンテリックス社(現在のASENSUS SURGICAL)が2018年に販売を開始した内視鏡外科手術ロボットである。SDLSは眼球動作でカメラ操作が行え,鉗子に触覚があり,ハンドル操作が腹腔鏡手術とほぼ同様の操作性という利点がある。これに加えて,拡大立体的視野や鉗子の安定性というロボットシステムに特徴的な機能を備えており,奥行きの認識が必要な肝胆膵外科手術に有用と思われる。わが国では2019年7月に腹腔鏡手術のデバイスとして認可され,ほぼ全領域の腹腔鏡手術において保険診療下での施行が可能である。
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