総特集 外科医の働き方改革を考える
◆テーマ2:働き方改革実現に向けた具体的な取り組み 1.チーム制─九州大学病院肝臓・脾臓・門脈・肝臓移植外科での取り組み
吉屋 匠平
1
,
伊藤 心二
1
,
戸島 剛男
1
,
吉住 朋晴
1
1九州大学病院肝臓・脾臓・門脈・肝臓移植外科
キーワード:
働き方改革
,
タスクシェア
,
若手教育
Keyword:
働き方改革
,
タスクシェア
,
若手教育
pp.27-31
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003667
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わが国では,「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(働き方改革関連法案)」の施行により,2019年4月より一般の労働者に対する時間外労働の上限規制等が開始された1)。そして,2024年4月より,医師に対する時間外・休日労働の上限規制と長時間労働医師に対する健康確保が規定された法律が施行され2),「医師の働き方改革」が開始されることとなる。一方で,医師のなかでも外科医は長時間手術や緊急手術等による時間外労働が顕著であることが志望者数の減少につながり,さらには人材不足により個人個人の負担が増加するという悪循環に陥っている。
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