手術症例報告
胸部ステントグラフト内挿術後の大動脈食道瘻に対して分割手術で救命し得た1例
髙橋 優太
1
,
田中 則光
1
,
藤原 亮太
1
,
松本 眞琴
1
,
津高 慎平
1
,
大橋 龍一郎
1
1香川県立中央病院消化器・一般外科
キーワード:
大動脈食道瘻
,
ステントグラフト
,
食道再建
Keyword:
大動脈食道瘻
,
ステントグラフト
,
食道再建
pp.613-616
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003285
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大動脈食道瘻(aortoesophageal fistula;AEF)は急性循環不全や重症感染をきたす致死率の高い疾患である。大動脈手術や胸部ステントグラフト内挿術(thoracic endovasucular aortic repair;TEVAR)の増加・予後の改善により,二次性AEFの報告が増えている1)。根治には食道切除・再建術,大動脈置換術などの高侵襲の外科治療を要するが,患者の全身状態が不良である場合が多く,しばしば分割手術が選択される。
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