総特集 鼠径部切開法を見直す
Marcy法
和田 則仁
1
,
志田 敦男
1
,
堀 周太郎
2
,
北川 雄光
2
1湘南慶育病院外科・消化器外科
2慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
キーワード:
従来法
,
局所麻酔
,
内鼠径輪縫縮
Keyword:
従来法
,
局所麻酔
,
内鼠径輪縫縮
pp.869-875
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002793
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鼠径ヘルニアに対するメッシュを用いたテンションフリー修復術は,メッシュを用いない組織縫合法と比べ,再発率や慢性疼痛発生頻度の点で優れていることが複数のランダム化比較試験で証明されており,国際ガイドライン1)においても標準治療として推奨されている。しかし,生体にとって異物であるメッシュは感染に対する治療抵抗性があることから,汚染手術では使用できない。Marcy法はそのような状況下での治療オプションとして習得しておくべき術式の1つといえる。
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