特集 上部消化管領域再建手技─最近のトピック
食道胃接合部癌に対する胸腔鏡併用腹腔鏡補助下下部食道噴門側胃切除,縦隔内観音開き法再建─最新の治療戦略と低侵襲手術手技
川久保 博文
1
,
松田 諭
1
,
北川 雄光
1
1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
キーワード:
食道胃接合部癌
,
胸腔鏡併用腹腔鏡補助下下部食道噴門側胃切除
,
縦隔内観音開き法再建
Keyword:
食道胃接合部癌
,
胸腔鏡併用腹腔鏡補助下下部食道噴門側胃切除
,
縦隔内観音開き法再建
pp.169-177
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002617
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わが国の食道癌は扁平上皮癌が多く,胸部中部食道に好発する。しかし,欧米では20年前より食道胃接合部から胸部下部食道に発生する腺癌の発生がみられ,近年急激に増加している。わが国においても臨床現場では食道胃接合部癌が増加しているという実感をもっている医師も多く,学会においてもその治療戦略,手術のアプローチ法,手術術式,リンパ節郭清範囲に関しての議論が多くなされている。
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