手術症例報告
ハイブリッド体位による胸腔鏡手術を施行した高度脊柱後彎を伴う胸部食道癌の1例
曽根田 亘
1
,
菊池 寛利
1
,
松本 知拓
1
,
平松 良浩
1
,
竹内 裕也
1
1浜松医科大学外科学第二講座
キーワード:
食道癌
,
胸腔鏡手術
,
亀背
Keyword:
食道癌
,
胸腔鏡手術
,
亀背
pp.1611-1616
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002426
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胸部食道癌に対する胸腔鏡下食道切除術は,従来の開胸手術に対する非劣勢を多施設共同臨床試験で検証中であるものの1),開胸創の縮小などによる低侵襲性が期待され,近年,広く普及してきている。胸腔鏡手術の術中体位には,左側臥位,腹臥位,および手術台をローテートすることで術中に左側臥位から腹臥位へ体位変換を行う左側臥位─腹臥位ハイブリッド体位(以下,ハイブリッド体位)などがある2)。
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