手術症例報告
食道全周性脂肪腫に対し両側胸腔鏡下に腫瘍摘出術を施行した1例
稲津 大輝
1
,
李 栄柱
1
,
形部 憲
1
,
田村 達郎
1
,
豊川 貴弘
1
,
大平 雅一
1
1大阪市立大学消化器外科
キーワード:
後縦隔脂肪腫
,
両側胸腔鏡手術
,
腹臥位
Keyword:
後縦隔脂肪腫
,
両側胸腔鏡手術
,
腹臥位
pp.1037-1043
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002255
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縦隔脂肪腫はまれな疾患であるが,後縦隔に発生することや食道の全周性に存在することはさらにまれである1-4)。今回,脂肪腫が食道を全周性に囲んでいることより,完全腹臥位とした両側からの炭酸ガスによる陽圧気胸下での胸腔鏡手術で,体位変更なく安全に完全切除が可能となった食道全周性脂肪腫の1例を経験したので報告する。
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