手術症例報告
ICGによる胃および肝血流評価が有用であった膵体部癌に対する腹腔動脈幹合併膵体尾部切除術
中島 隆善
1
,
生田 真一
1
,
相原 司
1
,
笠井 明大
1
,
浜野 郁美
1
,
山中 若樹
1
1明和病院外科
キーワード:
ICG蛍光造影法
,
腹腔動脈幹合併膵体尾部切除術
,
膵癌
Keyword:
ICG蛍光造影法
,
腹腔動脈幹合併膵体尾部切除術
,
膵癌
pp.1913-1916
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001984
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近年,臓器血流評価や腫瘍の局在診断を目的とした術中ICG(indocyanine green)蛍光造影法の有用性が報告されているが1-3),膵手術へ応用した報告はまだ少ない。今回,腹腔動脈(celiac artery;CeA)浸潤が疑われた膵体部癌に対して腹腔動脈幹合併膵体尾部切除術(distal pancreatectomy with en bloc celiac axis resection;DP-CAR)を行い,術中にICG蛍光造影法を用いた胃および肝血流評価が有用であった症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する。
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