手術手技
上腸間膜動脈塞栓症に対するリカバリーショット
高橋 洵
1
,
野田 弘志
1
,
竹浪 努
1
,
濱本 耕平
2
,
山口 敦司
3
,
力山 敏樹
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
2自治医科大学附属さいたま医療センター放射線科
3自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科
キーワード:
上腸間膜動脈塞栓症
,
血管バイパス手術
,
血管内治療
Keyword:
上腸間膜動脈塞栓症
,
血管バイパス手術
,
血管内治療
pp.1733-1739
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001454
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上腸間膜動脈(superior mesenteric artery;SMA)塞栓症(以下,SMA塞栓症)は腹部救急疾患の1~2%と頻度が低い疾患であるが,腸管血流の急速な低下により腸管の虚血,壊死を招く予後不良な疾患である1)。近年の診断,治療技術の進歩にもかかわらず60~80%と高い死亡率が報告されている2)。また,SMA塞栓症は腸管壊死に対する大量腸管切除が必要となる症例が多く,術後の短腸症候群が問題となる。
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