特集 腹腔鏡下膵体尾部切除の手術手技
脾動静脈切除を伴う腹腔鏡下脾温存膵体尾部切除(Warshaw法)
飛永 修一
1
,
足立 智彦
1
,
大野 慎一郎
1
,
日高 匡章
1
,
高槻 光寿
1
,
江口 晋
1
1長崎大学病院肝胆膵外科・肝移植外科
キーワード:
Warshaw法
,
膵腫瘍
,
脾温存
Keyword:
Warshaw法
,
膵腫瘍
,
脾温存
pp.1727-1732
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000925
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膵体尾部の悪性疾患に対する手術は一般に脾臓を含めた膵体尾部切除術が行われている。しかし,良性疾患あるいは低悪性度病変に対しては脾切除による合併症をふまえて脾臓を温存した機能温存術が考慮されている。さらにこれらの疾患は低侵襲性を目的とした腹腔鏡手術の良い適応と考えられる。脾温存膵体尾部切除術は脾動静脈の温存と切除の2通りの手技が存在しているが,本稿では脾動静脈を膵体尾部とともに合併切除する腹腔鏡下脾温存膵体尾部切除術(Warshaw法)の実際について概説する。
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