特集 下肢静脈瘤の手術
下肢静脈瘤に対する血管内ラジオ波(高周波)焼灼術 ─手術手技と治療のコツについて
近藤 啓介
1
1東京ヴェインクリニック
キーワード:
高周波(ラジオ波)焼灼術
,
下肢静脈瘤
,
血管内治療
Keyword:
高周波(ラジオ波)焼灼術
,
下肢静脈瘤
,
血管内治療
pp.737-745
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000676
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わが国では伏在型下肢静脈瘤に対する血管内治療としてレーザー焼灼術(endovenous laser ablation;EVLA)が2011年1月に保険適用となり,さらに2014年にラジオ波(高周波)焼灼術(radiofrequency ablation;RFA)が保険適用となった。その後,1,470 nmレーザーも保険適用となり,術後疼痛や合併症が少ないことなどから急速に普及し,現在ではストリッピングに代わる標準手術としての地位を確立している。レーザー焼灼術とラジオ波焼灼術は,ともに伏在静脈を焼灼するという意味では同じような手術ではあるが,焼灼の原理や仕組み,手技などでも差異があるため,その点を留意しながら説明する。
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