憧鉄雑感
第59 回 北の大地での皮膚科診療
安部 正敏
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1医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック,褥瘡・創傷治癒研究所
pp.269-269
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/hiJ.0000000024
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北海道に勤務して久しいが,昨年12 月の大雪には閉口した。新千歳空港では過去最多人数の旅客が一夜を明かし,中国人旅行客の暴動まで起きた。しかし,驚くべきは斯様な積雪でも,市民は普通に生活することである。慣れといえばそれまでであるが,極寒の日にお洒落な短パン姿で現れるアトピー性皮膚炎患者などアッパレ以外にない。ハイヒールで来院する胼胝の患者は本誌に症例報告したい位である。筆者の勝手な経験論であるが,当地での凍瘡患者は思いの外少なく,人それぞれ工夫しているのであろう。
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