Japanese
English
症例
皮膚科を初診した男性乳癌の1例
Male breast cancer with initial dermatological consultation
中村 麗奈
1
,
松本 英一
2
,
水野 みどり
1
Rena NAKAMURA
1
,
Eiichi MATSUMOTO
2
,
Midori MIZUNO
1
1伊勢赤十字病院,皮膚科(主任:水野みどり部長)
2同,乳腺外科
キーワード:
乳癌
,
男性乳癌
,
粘液癌
Keyword:
乳癌
,
男性乳癌
,
粘液癌
pp.1487-1490
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000006099
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80歳台,男性。1年前より右乳房に無症候性腫瘤を自覚した。初診時,右乳輪上部に20mm大の皮下腫瘤を触れ,中央に8mm大の褐色結節を認めた。超音波検査では皮下に内部不均一な充実性腫瘤を認め,組織では粘液を背景に核が偏在した小型の細胞が増殖しており,乳腺粘液癌と診断した。右乳房切除術,センチネルリンパ節生検を施行され,T4bN0M0,Stage ⅢBであった。術後ホルモン療法を開始された。男性乳癌は全乳癌症例の1%未満とされるまれな腫瘍である。われわれは皮膚科を初診した男性乳癌の症例を経験し,2014年からの10年間に当院で経験した男性乳癌の14例を検討した。その結果,粘液癌がまれであること,男性乳癌が初期から多彩な皮膚所見を呈することが明らかとなった。

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