特集 きいてみた! 皮膚科×各科 診療のリアル―“いまさら聞けない” を解消するQ&A―
ウイルス感染症
風疹
皮膚科における診療方針
鑑 慎司
1
Shinji KAGAMI
1
1関東中央病院,皮膚科
キーワード:
リンパ節腫脹
,
Forchheimer spots
,
先天性風疹症候群
,
飛沫感染
,
PCR
Keyword:
リンパ節腫脹
,
Forchheimer spots
,
先天性風疹症候群
,
飛沫感染
,
PCR
pp.936-938
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005893
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
風疹は風疹ウイルスによる急性熱性発疹性疾患であり,上気道粘膜より排泄されるウイルスが飛沫を介してヒトからヒトへ感染する。かつては本邦でも風疹が時々流行していたが,今日ではみられることが珍しい輸入感染症となった。風疹は感染症法に基づく5類感染症全数把握疾患であり,全例届け出が必要である。また,学校保健安全法施行規則では第2種感染症であり,発疹が消失するまで出席停止である。風疹は麻疹と比べると感染力が弱いが,感染の拡大を防ぐため,マスク着用(鼻も口もきちんと覆う),患者から1m以上離れるなどの飛沫感染予防策をとる必要がある。また,妊娠20週以前の妊婦が感染すると胎児が先天性風疹症候群(congenital rubella syndrome;CRS)を発症することがあるので,妊婦に感染させないことが重要である。

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

