特集 きいてみた! 皮膚科×各科 診療のリアル―“いまさら聞けない” を解消するQ&A―
ウイルス感染症
麻疹
皮膚科における診療方針
工藤 恭子
1
Kyoko KUDO
1
1福岡市立こども病院,皮膚科
キーワード:
麻疹
,
コプリック斑
,
修飾麻疹
,
immune amnesia
Keyword:
麻疹
,
コプリック斑
,
修飾麻疹
,
immune amnesia
pp.930-933
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005891
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
麻疹は麻疹ウイルスによる急性発疹性ウイルス感染症であり,空気感染により極めて高い感染力を示す(図1)。ワクチン導入後一旦制圧されたものの,COVID-19パンデミック期の接種機会の減少やワクチン忌避の広がりを背景に,世界的に再興(resurgence)が問題となっている。2024年の麻疹死亡は推定9万5千人で,その多くは5歳未満の小児とされる1)。日本も2015年に排除認定を受けたが,近年は輸入症例を契機とした集積例が散発しており,国立感染症研究所は2024年にリスクアセスメントを公表し,再流行への警戒をよびかけている2)。

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

