憧鉄雑感
第168回 馬が合わぬ患者
安部 正敏
1
Masatoshi ABE
1
1医療法人社団 廣仁会 札幌皮膚科クリニック
pp.381-381
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005688
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医師も人間である以上そりが合わない相手がいるものである。残念ながら筆者は無神論者であり博愛主義など逆立ちしても無理である。尤も,筆者はヤブ医者を自覚しておりせめて態度だけは患者に敬意を表そうと必ずネクタイを締め原則敬語を使用する。但し,クリニック勤務の宿命として短時間で診療せねばならず “透き通る様な白いお肌! ダーモスコピーでみえるかしら?” など歯が浮く余計なお世辞は述べぬ。最近,筆者も共同意思決定が重要であるなんぞと口走っているが,実際の診療はどこ吹く風! アッという間に診療が終了し二枚舌もいいところである。時に筆者の外来を見学したいとの申し出があるが,嘘がバレては困るので断固お断りしている。
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