憧鉄雑感
第147回 協同的意思決定の恩恵
安部 正敏
1
Masatoshi ABE
1
1医療法人社団 廣仁会 札幌皮膚科クリニック
pp.791-791
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004614
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近年皮膚科診療でもシェアードディシジョンメイキング,つまり協同的意思決定の概念が一般化し,医療は患者に十分な情報を提供のうえ対話の中から治療方針を見出すこととなった。一時代前はインフォームドコンセント全盛であったので,より患者の権利が重視され誠に結構なことである。しかし,現代の保険診療制度において皮膚科は短時間で多くの患者を診なければならず,わかっちゃいるけど大変である。
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