Japanese
English
臨床研究
尋常性乾癬治療におけるカルシポトリオール水和物/ベタメタゾンジプロピオン酸エステルフォーム外用の費用解析
Cost-efficacy and pharmacoeconomics of calcipotriol/betamethasone dipropionate foam in the treatment of psoriasis vulgaris
高橋 英俊
1
,
佐藤 克彦
1
,
高木 章好
1
Hidetoshi TAKAHASHI
1
,
Katsuhiko SATO
1
,
Akiyoshi TAKAGI
1
1高木皮膚科診療所,帯広市
キーワード:
費用対効果
,
ICER
,
PASI
,
QALY
,
尋常性乾癬
Keyword:
費用対効果
,
ICER
,
PASI
,
QALY
,
尋常性乾癬
pp.53-55
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004358
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
目的は,フォームタイプのカルシポトリオール水和物/ベタメタゾンジプロピオン酸エステル(配合フォーム)による乾癬外用療法の総費用および費用対効果を評価することで,当院を受診した尋常性乾癬患者の医療費と患者QOLを評価することである。Psoriasis area severity indexスコア,QOLはEuroQol 5 Dimensionを,さらにquality-adjusted life year,incremental cost-effectiveness ratioについて検討した。副腎皮質ステロイド軟膏あるいは配合軟膏から配合フォームへ切り替えた群は,配合軟膏から配合フォームへ切り替えた群より費用対効果がよく,quality-adjusted life yearは副腎皮質ステロイド軟膏あるいは配合軟膏から切り替えた群間で同程度であった。また,副腎皮質ステロイド軟膏,配合軟膏からの切り替えによるincremental cost effectiveness ratioの差はなく,現在の日本の医療経済的観点から妥当な費用と考えた。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.