Japanese
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臨床研究
日光角化症のフィールド治療におけるイミキモド5%クリームの塗布範囲についての再検討
Reconsideration of the appropriate application area of imiquimod 5% cream in the field therapy for actinic keratosis
廣瀬 寮二
1
,
武石 恵美子
2
Ryoji HIROSE
1
,
Emiko TAKEISHI
2
1ニュー琴海病院,皮膚科,長崎市
2佐藤えみこクリニック,福岡市
キーワード:
日光角化症
,
フィールド治療
,
イミキモド5%クリーム
,
塗布範囲
Keyword:
日光角化症
,
フィールド治療
,
イミキモド5%クリーム
,
塗布範囲
pp.1649-1652
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004196
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長崎市内2施設における日光角化症369例のうち,単発性は278例(75.3%),多発性は91例(24.7%)であった。そのうち顔面,禿頭部発生かつ手術を施行した2個発生群40例では,日光角化症間の距離は,2.5cm以下が10例(25.0%),5.0cm以下が19例(47.5%)であった。すなわちイミキモド5%クリーム外用治療を行う場合,現用法の25cm2(半径約2.5cm)を超えて半径5.0cmまで塗布すると,2個目の日光角化症が塗布範囲に含められる率が1.9倍になることがわかった。同クリーム1包(250mg)の塗布範囲を半径5.0cmまで拡大することで,フィールド治療の効果をより高められると考えた。
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