巻頭言
若手皮膚科医の皆さん,一緒に皮膚科を楽しみましょう
中原 剛士
1
Takeshi NAKAHARA
1
1九州大学医学部皮膚科学教室,教授
pp.157-158
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003756
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人生において,仕事とは何でしょうか? 生きがい? お金を稼ぐ手段? 趣味? 例えば皮膚科医は,大学や病院で定年まで働くとして,20代中盤から65歳,約40年の勤務期間になります。約40年,長く感じますね。でも,開業されている先生方は,もっと長く働かれています。おそらく人生の半分以上を皮膚科医として過ごす人も結構いることになると思います。人生は色々なことがおこりますし,色々な場面で選択を迫られます。人生のさまざまな選択において,何が正解かはよくわかりません。振り返ってみて,あれは正しかった,間違いだった,と感じることがあっても,人生は1回だけですし,決断時にさかのぼって違う人生を歩むことはできません。そのような人生を過ごすなか,さまざまな選択をするなかで,私たちは皮膚科医であるわけです。仕事における決断はもちろんですが,仕事以外の決断も,「皮膚科医である」ことは大きな影響があると思います。そうであれば,皮膚科医であることを負担に感じず,人生のプラスにできたほうがよいですよね。
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