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帯状疱疹に続発したと思われる帽状腱膜下膿瘍および頭蓋骨骨髄炎の1例
Subgaleal Abscess and Osteomyelitis of the Skull Following Herpes Zoster
杉原 夏子
1
,
染谷 真志
1
,
野口 絵麻
1
,
山崎 究
2
,
林 雅裕
2
,
重田 真幸
3
,
大黒 晴美
3
,
小田 智三
4
,
小暮 麻子
1
,
青笹 尚彦
1
Natsuko SUGIHARA
1
,
Masashi SOMEYA
1
,
Ema NOGUCHI
1
,
Kiwamu YAMAZAKI
2
,
Masahiro HAYASHI
2
,
Masayuki SHIGETA
3
,
Harumi DAIKOKU
3
,
Toshimi ODA
4
,
Asako KOGURE
1
,
Naohiko AOZASA
1
1公立昭和病院,皮膚科(主任:青笹尚彦部長)
2同,形成外科
3同,糖尿病内分泌代謝内科
4同,感染症科
キーワード:
帯状疱疹
,
糖尿病
,
帽状腱膜下膿瘍
,
頭蓋骨骨髄炎
Keyword:
帯状疱疹
,
糖尿病
,
帽状腱膜下膿瘍
,
頭蓋骨骨髄炎
pp.1460-1461
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001560
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現病歴 9日前に頭部に水疱が出現した。その後頭痛があり,2日前に近医内科,眼科を受診した。帯状疱疹の診断で,バラシクロビル,アセトアミノフェン,ガチフロキサシン点眼液,フルオロメトロン点眼液を処方された。その後頭痛が増悪したため,当科を受診した。初診時は三叉神経第1枝領域に水疱と膿疱がみられていたが,概ね痂皮化傾向であり,びらんを呈していた。帯状疱疹と診断してバラシクロビルを継続し,疼痛に対しプレガバリンの内服を併用したが,頭痛の悪化や発熱,前額部から排膿が出現した。初診3日後に当科を再診,入院となった。
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