Japanese
English
症例
皮膚科外来を受診した施設外発生の体幹装具による医療関連機器圧迫創傷の1例
Spinal Orthosis-induced Medical Device-Related Pressure Ulcer who Visited a Dermatology Outpatient Clinic
倉繁 祐太
1,2
,
栗田 啓司
3
Yuta KURASHIGE
1,2
,
Keiji KURITA
3
1TMGあさか医療センター,皮膚科
2宗教法人寒川神社寒川病院,皮膚科
3同,内科
キーワード:
圧迫創傷
,
医療関連機器圧迫創傷
,
施設外発生
,
褥瘡
,
体幹装具
Keyword:
圧迫創傷
,
医療関連機器圧迫創傷
,
施設外発生
,
褥瘡
,
体幹装具
pp.499-502
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001310
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70歳,女性。脳梗塞後遺症の神経症状が悪化したため,過去に作製された体幹装具を自己判断で連日着用したところ,2週間後に腰背部に皮疹を形成し,当科を受診した。装具が接触する部位にびらんを伴う紅斑がみられ,医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)と診断した。MDRPUは大部分が医療施設内で発生するとされるが,自験例は医療関連機器の不適切使用により施設外でMDRPUが発生し,皮膚科外来を受診したまれな事例であった。MDRPUについて,より多くの医療従事者や患者を対象とした注意喚起が必要と考えた。
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