疾患別• 知っておきたい皮膚科の検査とその評価法
ワンポイントアドバイス 1 HHV-6 検査の実施と解釈(血清抗体,PCR)
橋爪 秀夫
1
1市立島田市民病院,皮膚科
キーワード:
HHV—6
,
蛍光抗体間接法
,
ELISA 法
,
real-time PCR 法
,
chromosomal integrated HHV—6
Keyword:
HHV—6
,
蛍光抗体間接法
,
ELISA 法
,
real-time PCR 法
,
chromosomal integrated HHV—6
pp.807-811
発行日 2017年5月31日
Published Date 2017/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000296
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ヒトヘルペスウイルス(human herpesvirus,以下HHV)‒6 感染症は,初感染である伝染性紅斑や再活性化を生じる薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome,以下DIHS またはdrug rash witheosinophilia and systemic symptoms;DRESS)など皮膚疾患に関連することから,その評価法を正しく知ることは,皮膚科医にとって重要である。HHV‒6 感染は,初感染,潜伏感染,再活性化のほか,inherited chromo s o m a l l y i n t e g r a t e d H H V‒6( 以下ciHHV‒6)という特殊な感染状態が存在するため,目的によってHHV‒6 検査を選択しなければならない。本稿は,種々の検査法とその解釈について解説してまとめた。
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