綜説
Hydrus
有村 尚悟
1
,
稲谷 大
1
1福井大学医学部眼科学教室
キーワード:
シュレム管拡張
,
房水流出改善
,
眼圧下降
,
視野抑制効果
,
HORIZON試験
Keyword:
シュレム管拡張
,
房水流出改善
,
眼圧下降
,
視野抑制効果
,
HORIZON試験
pp.623-628
発行日 2025年7月5日
Published Date 2025/7/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004217
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緑内障治療の基本は,眼圧下降であり,点眼薬,レーザー治療,濾過手術などが標準的な治療法として用いられてきた。点眼薬は非侵襲的な治療法であるが,長期間の使用が必要であり,副作用やアドヒアランスの問題がある。レーザー治療は一時的な眼圧低下効果をもたらすものの,効果が時間とともに減衰する可能性がある。また従来の濾過手術(線維柱帯切除術やチューブシャント手術)は優れた眼圧下降効果を有するが,合併症のリスク,視機能低下や感染の問題が懸念される。

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