特集 AIによる眼科画像研究の最前線と臨床応用
序論
福地 健郎
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野
pp.1557-1558
発行日 2024年12月5日
Published Date 2024/12/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003971
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世の中はAI,特に生成AIの話題で持ちきりです。確かに生成AIの是非や今後の展開を危惧する議論には微妙な内容を含んでいると思います。とはいえ,医学研究の分野において,既にAIは研究ツールとして革新的な役割を担っていますし,AIを用いることでしか得ることのできないようなさまざまな多くの研究成果が示されています。一方,臨床においても,診療,治療,管理のための補助ツールとしての有用性と今後の可能性について検証が進められており,1日も早い現場への実装がまたれるという状況にあります。眼科はさまざまな装置を用いて,さまざまな画像を取得し,分析する機会が多く,研究にも,臨床にも,AIがより向いているという側面があります。そこで,今回は眼科におけるAIを用いた研究,そのなかでも画像にフォーカスを絞ってその最前線と臨床応用についての特集を試みてみました。
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