機器・薬剤紹介
73.FINEVISION HP
森 洋斉
1
1宮田眼科病院(宮崎県)
pp.261-265
発行日 2024年3月5日
Published Date 2024/3/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003558
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近年,白内障手術は屈折矯正の側面が重要視されるようになり,患者のニーズに合わせた眼内レンズ(intraocular lens:IOL)を選択する時代となっている。現在,2焦点や3焦点,焦点深度拡張型,連続焦点型などさまざまなタイプのIOLが使用可能である。2023年のJSCRS clinical surveyの結果では,3焦点IOLが最も使用されている多焦点IOLであったことが示されているが,これまで本邦で承認されたものは1種類のみであった。昨年,新たな3焦点IOLとしてFINEVISION HP(POD F GF)(BVI社)が承認され2023年5月より使用可能となった(図1)。本稿では,FINEVISION HPの特徴について本邦で行われた多施設臨床試験の結果とともに解説する。
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