機器・薬剤紹介
58.BeeFiles(ビーライン)
坂田 礼
1
1東京大学医学部附属病院眼科
pp.996-1002
発行日 2022年10月5日
Published Date 2022/10/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002822
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日々の緑内障診察において中心となる検査は「眼圧測定」ということになるが,その眼圧がしっかり管理できているか否かを判断する基準は緑内障進行の有無にかかっている。すなわち,緑内障進行があれば低眼圧で管理されていても眼圧管理をより厳格に行う必要があるし,逆に進行がなければ高眼圧でも許容される。その緑内障進行を判定する基準として,最も広く活用されているのが「視野」である。Optical Coherence Tomography(OCT)で計測される,視神経乳頭や周辺網膜,黄斑部の網膜内層の変化も進行を判断する基準に入るが,OCTは機器が高価であるため必ずしもクリニックや病院に入っているわけではない。一方で,ほぼすべての眼科で常備されていると考えられる視野検査機器が,定量的かつ再現性良く評価できるために日常診療においては汎用されている。
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