症例から学ぶ:画像診断トレーニング・第27回
症例:58歳,女性
川島 和哉
1
,
江原 茂
1
,
村上 秀樹
2
Kazuya KAWASHIMA
1
,
Shigeru EHARA
1
,
Hideki MURAKAMI
2
1岩手医科大学放射線医学講座
2岩手医科大学整形外科学講座
pp.587-590
発行日 2015年6月25日
Published Date 2015/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200160
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症例
症 例:58歳,女性
主 訴:歩行困難
現病歴:3年ほど前より間欠的に腰痛が出現.腰痛の際には歩行障害が自覚された.
半年ほど前から腰痛が増強し,下肢脱力や多発関節炎などの症状が出現し,さらに1カ月前より筋力低下も伴うようになり受診.
理学所見:関節症状として肩関節痛,股関節痛を認める.下肢には軽度筋力低下を認める(MMT 4程度).両足底に掌蹠膿疱症を認めた.
血液生化学一般,体幹部・四肢の単純X線,CT,MRIおよび各種の核医学検査が施行された.単純X線検査と脊椎MRI検査で異常が疑われた.
問題
脊椎の単純X線およびMRIについて,
1.画像所見は?
2.診断は?
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