機器・薬剤紹介
57.アイモvifa(クリュートメディカルシステムズ)
宇田川 さち子
1
,
大久保 真司
2
1金沢大学附属病院眼科
2おおくぼ眼科クリニック(金沢市)/金沢大学医薬保健研究域医学系眼科学
pp.867-872
発行日 2022年9月5日
Published Date 2022/9/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002779
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2015年に発売されたヘッドマウント型視野計アイモは,頭にヘルメットのように装着できる視野計で,本体とタブレットから構成されている(図1)1)。ヘッドマウント型であることに注目が集まったほか,独自の測定アルゴリズムや新たな検査点配置などのさまざまな新しい試みや技術が盛り込まれている視野計であり,臨床で活用されるようになった。しかしながら,実際の臨床で使用される機会が多くなるにつれ,「ヘッドマウント型」であるがゆえの装着やセッティングの難しさが徐々に判明した。新型の「アイモvifa(visual function analyzer)」(図2)は,ヘッドマウント型ではなく,患者は顎台に顎を乗せて検査を行うスタイル(据え置き型)となった。本稿では,アイモvifaの特徴とともに臨床で使用するうえでのコツについて整理する。
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