Ⅰ.眼外傷
5.眼内異物
白木 彰彦
1
,
坂口 裕和
1
1大阪大学医学部眼科学教室
キーワード:
開放性眼外傷
,
頭部CT
,
術中超音波検査
,
眼内炎
Keyword:
開放性眼外傷
,
頭部CT
,
術中超音波検査
,
眼内炎
pp.1055-1058
発行日 2020年10月30日
Published Date 2020/10/30
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001856
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眼内異物は他の疾患と違い,問診やCTなどの画像所見が非常に重要である。異物が小さく高速で眼球を穿通した場合は自覚症状に乏しいことが多く,受診時には穿孔創が既に自然閉鎖をしていることがある。そのため,少しでも眼内異物を疑う所見やエピソードがあれば迷わず頭部CTやX線検査を行うことが重要である。また,眼内炎や増殖硝子体網膜症,眼鉄錆症に進展する危険があるため早急に摘出が必要である。
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