Pseudoxanthoma Elasticum-like Papillary Dermal Elastolysisの1例

75歳女。ロドデノール含有化粧品による不完全脱色素斑の経過観察中であった。半年前より、両側頸部に丘疹の集簇が出現した。病理組織学的所見は、頸部のHE染色では、真皮浅層において軽度の毛細血管拡張とリンパ球浸潤があり、エラスチカ･ワンギーソン染色では、真皮乳頭層において弾性線維が減少していた。Kossa染色では、カルシウム沈着像はなかった。以上より、pseudoxanthoma elasticum-like papillary dermal elastolysisと診断した。