臨床報告
実臨床における長期加齢黄斑変性治療の視力経過
友寄 英士
1
,
須田 考一
,
藤澤 邦見
,
高橋 春男
1御代田中央記念病院 眼科
キーワード:
インターベンショナルラジオグラフィー
,
蛍光眼底撮影法
,
視力
,
分散分析
,
黄斑変性症
,
後向き研究
,
治療成績
,
光干渉断層撮影
,
Ranibizumab
,
硝子体内注射
Keyword:
Ranibizumab
,
Analysis of Variance
,
Fluorescein Angiography
,
Macular Degeneration
,
Retrospective Studies
,
Visual Acuity
,
Radiography, Interventional
,
Treatment Outcome
,
Tomography, Optical Coherence
,
Intravitreal Injections
pp.75-80
発行日 2017年1月5日
Published Date 2017/1/5
DOI https://doi.org/10.18888/J00293.2017131874
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未治療の滲出型加齢黄斑変性に対してラニビズマブ硝子体内注射(以下IVR)を3ヵ月連続で施行し、かつ2年以上観察しえた16例を対象に、経過観察中の外来診察時に視力と中心網膜厚の測定を行い、各平均値を5時点(IVR導入前、3ヵ月連続施行後、導入1年後、導入2年後、最終観察時)で比較検討した。結果、視力の平均値はIVR導入前に比べて3ヵ月連続施行後に改善傾向を示し、その後徐々に元の視力へ戻っていく傾向を認めた。中心網膜厚の平均値はIVR導入前に比べて3ヵ月連続施行後に有意に改善し、その後は明らかな変化なく、改善が維持された状態で推移した。
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