綜説
造影剤を使わない眼底angiography OCT angiographyとlaser speckle flowgraphy
長岡 泰司
1
,
中林 征吾
,
石羽澤 明弘
1旭川医科大学 眼科学教室
キーワード:
蛍光眼底撮影法
,
血流速度
,
糖尿病性網膜症
,
脈絡膜疾患
,
毛細血管拡張症
,
黄斑変性症
,
緑内障
,
光干渉断層撮影
,
中心性漿液性網脈絡膜症
,
レーザースペックル法
Keyword:
Blood Flow Velocity
,
Diabetic Retinopathy
,
Fluorescein Angiography
,
Glaucoma
,
Macular Degeneration
,
Choroid Diseases
,
Telangiectasis
,
Tomography, Optical Coherence
,
Central Serous Chorioretinopathy
pp.651-664
発行日 2016年6月5日
Published Date 2016/6/5
DOI https://doi.org/10.18888/J00293.2016367775
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近年、眼科診療において、OCT信号の位相変化や強度変化を基に、血流の三次元画像を表示する"OCT angiography"と総称される技術が考案され、神経組織に埋もれる微小血管構造の画像化が可能となった。また、laser speckle flowgraphyは、眼底の血流分布を二次元カラーマップとして表示できる血流画像解析法で、同一部位における経時的変化の比較によく用いられる。これら2つの非侵襲的眼底造影法について、その原理と臨床応用例などについて詳しく説明した。
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