原著
パノラマOCT angiographyが治療方針決定に有用であった増殖糖尿病網膜症の2例
星山 健
1
,
平野 隆雄
,
若林 真澄
,
鳥山 佑一
,
時光 元温
,
村田 敏規
1信州大学 医学部眼科学教室
キーワード:
パノラマX線撮影法
,
妊娠悪阻
,
血管造影
,
硝子体切除術
,
糖尿病-1型
,
糖尿病-2型
,
糖尿病性網膜症
,
光凝固
,
光干渉断層撮影
Keyword:
Angiography
,
Diabetes Mellitus, Type 1
,
Diabetic Retinopathy
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Hyperemesis Gravidarum
,
Light Coagulation
,
Radiography, Panoramic
,
Vitrectomy
,
Tomography, Optical Coherence
pp.67-74
発行日 2017年1月5日
Published Date 2017/1/5
DOI https://doi.org/10.18888/J00293.2017131873
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症例1は24歳の糖尿病合併妊婦で、妊娠初期のためFA施行を避け、パノラマOCT angiography(OCTA)を行った。結果、4象限にわたる無血管領域と新生血管が同定され、治療は汎網膜光凝固(PRP)の方針とした。症例2は30歳女で、FAで4象限にわたる無血管領域と新生血管を認めたためPRPを施行した。PRPの効果判定にもFAを行う予定であったが、初回FA施行時に強い嘔気を認めていたためパノラマOCTAを施行し、新生血管の一部が残存していたことからPRP追加の方針とした。
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