連載 特集アドバンストコース
『臨床画像』Vol.34,2月号特集 間質性肺炎の診断 Up to Date
北村 英也
1
1神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器内科
pp.749-752
発行日 2018年6月26日
Published Date 2018/6/26
DOI https://doi.org/10.18885/cij.201834060749
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
間質性肺炎(interstitial pneumonia;IP)の診断は,2002年の特発性間質性肺炎(idiopathic interstitial pneumonia;IIPs)の国際指針から診断の“ゴールドスタンダード”が病理診断ではなく,臨床医,画像診断医と病理医によるCRP診断(clinical‒radiologic‒pathologic correlation)へと移り変わっている。その診断の流れのなかで,2011年の特発性肺線維症(idiopathic pulmonaryfibrosis;IPF)の国際ガイドラインでは,CRP診断から,臨床医,画像診断医,病理医による多職種による統合的なアプローチとしての多職種診断(multi‒disciplinary discussion;MDD)が推奨されており,“strong recommendation,low‒quality evidence”と位置付けられた。
Copyright© 2018 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.