特集 股関節温存手術-寛骨臼側股関節周囲骨切り術-
偏心性寛骨臼回転骨切り術のピットフォール
大澤 郁介
1
,
竹上 靖彦
1
,
船橋 洋人
1
,
今釜 史郎
1
1名古屋大学整形外科
キーワード:
偏心性寛骨臼回転骨切り術(eccentric rotational acetabular osteotomy;ERAO)
,
寛骨臼形成不全(acetabular dysplasia)
,
変形性股関節症(osteoarthritis of the hip)
Keyword:
偏心性寛骨臼回転骨切り術(eccentric rotational acetabular osteotomy;ERAO)
,
寛骨臼形成不全(acetabular dysplasia)
,
変形性股関節症(osteoarthritis of the hip)
pp.131-138
発行日 2025年2月19日
Published Date 2025/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002054
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偏心性寛骨臼回転骨切り術(eccentric rotational acetabular osteotomy;ERAO)の特徴としては,骨頭中心と比較して骨切り中心を内上方にすることで骨片を回転させることにより骨頭の被覆のみならず,骨頭の内方化・遠位化が得られることである。ERAOのメリットは骨移植の必要がなく,球状に骨切りを行うことで骨切り面の接触面積を大きくできることが挙げられる。合併症を起こすことなくERAOを行うための患者適応や骨切り手技におけるピットフォールについて紹介する。
![](/cover/first?img=JJS.0000002054.png)
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